女性だけで川へBBQに出掛け、「一口も肉を食えずに帰ってきた」という話題がネットで騒然となった。現地に到着したのは言うまでもなく、写真撮影と談笑、そして何より酒を楽しむことに主眼が置かれていたようだ。肉を焼く時間は惜しんだのか、それとも別の楽しみ方があったのか。
「BBQ」という言葉の背後には、その建前に隠された楽な選択が露わとなった。
楽な方法を選んだ結果

飲酒と談笑に時間を費やし、肉の準備は後回しになった。本来の目的である肉を楽しむ機会が損なわれてしまったのである。特に女性陣からは、「火起こしは大変だからガスコンロを持っていけばよさそう」といった声も少なくない。一方で、「家で焼いた肉を持ってくればいいじゃん」という意見も根強い。
このBBQの主催者が提案した「日陰に椅子とテーブルだけ出して酒盛りしようぜ」案は、準備や後片付けが楽であるとはいえ、本来の目的から逸脱した結果ではないだろうか。
「片づけ担当=下っ端のやること」という意識が働く中、誰も手をつけないという状況を避けたとはいえ、肉を焼く楽しみを失ってしまったことに変わりはない。楽な方法を選んだ結果、本来の目的である肉を満喫する時間が削られてしまったのである。
準備の面倒さと火起こしの難しさ

BBQの準備や片付けの面倒さが楽な方法を選択する大きな要因となっている。特に火起こしは、想像以上に手間がかかる。準備を省くことが下級扱いされる片付けと同じくらい「面目を保つための手段」として認識されているようだ。
「家で焼いた肉を持っていけばいいじゃん」「ガスコンロ持っていけばよさそう」といった声も聞かれるように、面倒さから来る解消策の一つである。しかし、これらの楽な選択肢は本来の目的である肉を満喫する時間を削ることになる。
夏フェスに参加するような女性たちは、BBQの準備から片付けまで全て自分でこなすことが楽しいと感じる一方で、楽な方法を選択してしまう人々はその機会を逃している。火起こしの難しさを過小評価する声も聞こえてくるが、「下級」扱いされる片付け同様、誰もが避けたい仕事であることは間違いない。
準備と片付けが面倒くさいなら、日陰に椅子とテーブルだけ出して酒盛りにすれば良いという提案もあれば、そんな選択肢を歓迎する声もあった。肉は山分けで楽しむのが一番だというわけである。
また、「片づけ担当=下っ端のやること」という認識は、誰も片付けようとしない結果、コンロごと放置して帰るという悲しい現象を引き起こす。
それでも仲間とキャッキャ言いながら過ごす時間も楽しいものではあるが、この楽な選択は本来の目的から遠ざけているのである。火で料理したいわけではないなら、ガスコンロで十分である。安定した火力と簡単に点火でき、片付けも楽である。
ただし、楽な選択肢を選ぶことで本来の目的から遠ざかるという代償は覚悟しなければならない。