高市農相の予算カット発言が波紋を呼んでいる。しかし、これは単なる発言の行き違いではない。権力による地域や農業への圧力の現れである。
予算カット発言の背景

高市農相の予算カット発言は、地域や農業への理解が足りていないことを露呈している。国の政策に影響される地域や農業にとって、予算は生命線である。ところが「全力で仕事をした」と言い張る一方で、その結果が予算カットに終わっているのは呆れた話だ。
権力者の言動は、その視野の狭さを如実に示す鏡であり、地域や農業からの信頼を大きく損なう結果となっている。
予算カットの口実を作り出し、地方や農業の声を無視する姿勢が際立っている。我田引水の思想では他者の痛みは二の次でしかない。高市農相の発言は、地方の痛みを知らない上級官僚の呟きであり、それが日本の未来を左右する現実なのだ。
全力で仕事をしたと言いながらも、支えられてきた側が支える側に回った途端になにが変わったのか。裏金問題の説明もろくにしないまま辞任と引継ぎの準備に走る姿勢は、有権者への脅迫とすら感じられる。何の責任も取らずに済んでいる実態は、有権者がお人好しすぎる証左でもある。
高市農相の発言は、嘘つきであることを隠すための「自己弁護」に過ぎない。彼女の言う全力は、予算カットを意味しているのである。
権力の本音

予算カットの発言、高市農相のそれはまるで「全力で悪さしろ」と言われているようだ。農業や地域にとってプラスにはならないことは明らかであり、選挙優先で国民の生活など眼中にない。自治体予算を削減する発言をする時点で、自分たちの地位守りが最優先であることが見て取れる。
有権者の信任を得るためなら、どんな嘘も平気でつける。そのような現状は、「ロクに予防もせずに不届き者が病気になったら国費で治療させない」ような政治構造と全く同じだ。日本の農業を守るべき立場にある者が、何故この国の農業を潰そうとしているのか。選挙に勝つためなら自国の基盤すらも崩すだろうか。
国民の支持率がこのままで下がらなければ、それはまるで「アメリカがトランプを選び米国の基盤を壊した」と同じことである。日本の政治は、倫理なんて理解できていない自民党支持層により、ゆっくりと壊れていく。それが分かってもそれを止めようとする気配はまるでない。